平山選手がヘラクレスに移籍後、初出場初ゴール!さらにおまけにもう1点!!!
平山選手が所属するヘラクレスは今季昇格した古豪とも言うべきチーム。
監督は元ジェフユナイテッド市原のピーターボス。
前節(第1節)は、昨季王者PSVと対戦しており、1点ビハインドから追いついてドローという昇格チームとしては上々の滑り出しとなっています。
そして迎えた第2節、アウェイでデンハーグとの対戦。
試合は後半0-1で迎えた75分に、ピーターボス監督が一気に交代枠3人を使い切る。
しかもDFを2枚変えて一気に攻撃的なフォーメーションに。
平山選手はその中の1人として交代出場。
交代してすぐのフリーキック、いきなりフリーでのヘディングシュートでゴール!!!
タイミングも場所もどんぴしゃで、シュートも下に叩きつけてゴール左隅へ。
いいシュートでした。
どフリーになったのは交代直後で相手もマークが徹底されていなかったこともありますが、最初からフリーキックで平山選手の高さを活かそうというチームの姿勢も影響していたと思います。
その余韻が引くか引かないかの時間に、今度は味方のヘディングによる折り返しを、またもやヘディングで叩きつけてゴール右へ!!
今度は1点目と違って、相手のマークが2人ついている中で、競り負けず、さらに相手の頭も恐れずにヘディングに行った結果と言えるでしょう。
(その証拠に下の前歯が欠けたか折れたかしたみたいです…)
ともかくこの相手で競り勝ってシュートに行けたというのは収穫だと思います。
この活躍で結局試合は1-2でヘラクレスが勝ち、アウェイで貴重な勝ち点3をゲットしました。
これは(おそらく)まずは1部残留が目的のヘラクレスにとっては最高の結果と言えるのではないでしょうか。
その立役者となった平山選手、サポーターの心もガッチリつかみ、今後の自信も得てシーズンに臨めるのではないでしょうか。
ただ、この試合は相手側に平山選手に関する情報がなく、ノーマークだったことも事実です。
(1点入って、認識が変わり2点目はマークがきっちりついていましたが)
今後はフル出場などの機会もあると思いますが、相手にも研修されていく中での長時間出場などにどのように対応していくかが、今後のポイントなっていくと思います。
そうはいっても、平山選手、オリンピック代表やU20代表で活躍しているためなかなか忘れられがちですが、筑波大学所属でプロ経験はナシ。
ということはプロデビュー戦がいきなりエールディビジで、さらに途中出場とはいえ出場15分で2ゴール!!
こんな選手はなかなかいないのではないでしょうか。
このまま活躍できるようであれば、もちろん来年2006年のドイツW杯出場も見えてきます。
現日本代表には厳密な意味で高さで勝負できるFWはいないように思えますので、平山選手のようなタイプがいると、攻撃の幅が広がるのではないかと密かに期待しています。
何はともあれまずは今後の平山選手のエールディビジでの活躍を期待したいと思います。
それにしてもこうして日本人選手が活躍する機会を数多く見られるのは嬉しいの一言です。
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