2005年08月21日

スコットランドプレミアリーグ 第4節 スカパー観戦記

RANGERS 3 - 1 CELTIC(20.8.2005 SAT)

スコットランドプレミアリーグの2大巨頭、レンジャーズとセルティックによるグラスゴーダービー、いわゆるOld Firm Derbyです。
レンジャーズとセルティックは言わずと知れたグラスゴーを本拠地に置く強豪で、CLにもよく出てくるためスコットランドプレミアリーグでは比較的馴染み深い2チームだと思います。(今年はセルティックは既に敗退してしまいましたが…(涙))

レンジャーズとセルティックの2チームはバックグラウンドがカトリックとプロテスタントで異なるなど同じ町を本拠地としていながら、全くの異なるサポーターを持ちます。
その点は想像以上に徹底されていて、グラスゴーの町で両チームのサポーターは居住する地区が別れており、どこに住んでいるかでどちらのサポーターかわかるほどだと言います。
勢力だけでなく、文字通りグラスゴーの町を2分する、そんな言葉ぴったりの両チームになります。

それだけに両チームの敵対意識は非常に激しく、そんな背景を持つオールドファームダービーは世界でも最も激しく、厳しく、古くからあるダービーだと言われています。

恥ずかしながら私はこれまでオールドファームダービーに興味はありましたが、観る機会がありませんでした。
今回ただでさえ魅力的なオールドファームダービーに中村俊輔選手のセルティック移籍により
日本人選手が出場?!とのことで、早速スカパーの契約を変更して観戦しました。

スコットランドプレミアリーグは、とにかく肉体的な厳しさが求められ、身体の強さがなければやっていけないととかく言われます。
ただ、これまでの決して身体的に強いという評価はなかった中村選手がJリーグ、セリエAと持ち前の繊細な技術とひたむきな鍛錬によって乗り越えてきたことを考えると、今回も同様に技術で存在感を出し、そのうちその激しさにも慣れてステップアップできるのではないかと期待してしまいます。

結果としては、中村選手のオールドファームダービーは後半少しして交代したこともあり、残念ながらフル出場とはなりませんでした。
ただ、ピッチ上で誰よりも技術的には光っていたのは中村選手だったと思います。
(日本人としてひいき目があるかもしれませんが…)
1本フリーキックでおしいシュートもあり、その他のフリーキックやコーナーキックも任されていました。これは確実にゴードンストラカン監督始めチームメイトからの信頼を得始めていることに他なりません。

そのあたりは試合中に中村選手がボールを持ったり、コーナーキックを蹴る際に、ホームのレンジャーズサポーターから激しくブーイングされていたことからも伺えます。
相手のサポーターからブーイング、ということは嫌な選手と認知されたことと同義と言っても
差し支えないと思います。
(オールドファームダービーの場合、相手チームの選手は基本的にはブーイングだったりしますが。。それにしても激しかったです。)
レンジャーズサポーターからすると潰しておきたい選手、ということでしょう。
これはやっている選手からすると大変でしょうが、観ている側すると感慨深いものがあります。認められたのではないか、と。

その一方でレンジャーズはこれまで中村選手が対戦した2チームと異なり、チェックも早く厳しいものであったため、これまでのような活躍ができなかったもの事実です。
ただこれは中村選手がもともとセリエAの開幕(翌週)に合わせた調整を行ってきており、コンディションが上がりきっていない点と無関係ではないように思います。
(本人もHPで言っていますが…)
これから時間が経てばスコットランドプレミアリーグの水に慣れ、コンディションもあがって
くれば問題ないと思っています。

もう1点、中村選手がフリーで走っていてなかなかのポジションを取っていてもボールが回ってこないことも多々ありました。
これはチームメイトから中村選手への信頼感がまだ人によって温度差あり、絶対的な地位を確立していなことに起因すると思います。
移籍した選手が必ず通る道ではあり、さらに中村選手の場合は開幕してからチームに合流したことも関係しているとは思いますが、これは実力で勝ち取るものであり、中村選手の力を持ってすれば時間の問題とも言えます。
コンディションがあがり、チームメイトからも全幅の信頼を得た時、中村選手の大活躍が始まるのではないかと期待しています。

さて、試合の方はセルティックが前半に退場者を出したこともあり、攻めるホームのレンジャーズ、守るアウェイのセルティックという図式になってしまいました。
その流れに乗ってレンジャーズのFWプルショの芸術的なゴールもあり、セルティックからすると一気に押し切られた感があります。
まずはレンジャーズがホームチームとしての責務を果たした、とも言えるでしょう。

ただ、スコットランドプレミアリーグは1シーズンで対戦が4回あります。
ということは今シーズンのオールドファームダービーは後3回あるということになります。
その頃には上述したように中村選手の地位も確立し、セルティックがお返し、さらに中村選手のゴール!という期待をしつつ、次のオールドファームダービーを楽しみに待ちたいと思います。
posted by FootGuinness at 15:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | スコットランドプレミアリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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